最近、人権がないんとちゃうかと思うくらい、周りから冷遇されているように思うことが多々ありまして。
例えば飲み会の席でスルーされるとか、冗談混じりでもつまらんやつと言われるとかですよ。今までそんなこと一回もなかったし、むしろ面白い奴扱いされてましたからね、かなりショックです。
関西では面白くないと死刑とか、オチのない話は絶対ダメとか言われますが、本当にそうやなと思います。
社会人になってもそんな笑いの街、大阪で生きていくわけですから、笑いのスキルがないままでいいわけがないと思い、最近は笑いの勉強をしているわけですね。
落語をチラッと見てみたり、ざっくりYouTubeを見てみたり。「笑いとは」という検索履歴がYouTubeにあるくらい、面白ならなダメ、という強迫観念があるわけです。
そんなある日、セフレ的な友人に久しぶりに会ったわけです。この友人、前に会ったときはかなり私に冷たかったんですよ。それまではラブコール凄かったのに。まあ、原因は多分私にあって、他のことに熱中してたり、LINEの返信速度遅かったり、雑やったり、あとは単に「楽しませようとしてない」とかがあるかもしれませんね。
案の定、小雨の天気に似合って冷めた態度を取っていました。私の発言にまともに応答もしない、ツッコミもしない。もう今日で関係を終わらせよう、そんな思念が伺えるほどの塩対応。
しかし、私も負けず嫌いです。このままではダメだ。何とかして笑わせたい、盛り上げたい。そんな思いを心に秘めながら、積極的に話しかけていました。
しかし、中々難しい。ある程度頑張ったあとで、「もうこれはおしまいや」と思い、適当な話題でその場をやり過ごすつもりでした。まあ、この程度の女なら、アプリを使えばいくらでも出会える。そう思い込んだり。
ところが、その友人、スロースターターの投手の如く、徐々に話をまともにするようになったではありませんか。
そのきっかけは一つ、「関西人って笑いに厳しいよな」という話題を自分が出したときです。彼女は、関西人で良かったと言わんばかりに関西人の矜持を誇るトークを展開します。私もそれに乗っかるものですから、ようやく火がついたのでしょう。
とはいえ、私自身は「もう今日で関係は終わりやな」と思っていたものですから、私が持ちうる下品な笑いネタをぶつけて、壁打ちとして練習させてもらおうくらいの気持ちでベラベラ喋っていたわけですね。
しかし、それもまた笑いにとって良い触媒になったのでしょうか、彼女は私に身を寄せてくるようになるではありませんか。
結局その日は、何事もなかったのですが、次に会う約束はその日のうちに取り付けて終わりました。
笑いにはリアリティ・誇張が必要
今回、偶然彼女を引き止められたとはいえ、学んだことは多かった。笑いには何が必要かを、トークの中で学びました。
まず、「リアリティ」が必要。
トークの内容にリアリティがなければ、聞いている方は退屈です。感情移入ができてこそ、物語は面白くなる。
リアリティを出すためには何が必要か、今回感じたのは、「体験したこと」を話すということ。他にもっとテクニックはあるだろうけど、1番はやっぱりこれです。
次に、誇張表現も必要です。さっきと言ったことと矛盾する?いやいや、嘘は言ってないからね。
例えば、街中で美人を見た、という場合に比べて、街中で橋本環奈くらい可愛い人を見た、といった方が話は豊かになる。
この際、橋本環奈くらい可愛いかどうかはどうでも良い。女性が化粧をするのと同じで、誇張をしたトークはより素材の味が引き出される。
あと何が良いかって、誇張するとツッコミがしやすい。
あってまもないサークルの先輩に
「先輩のこと尊敬してます」より、
「先輩のこと、今までで1番尊敬してます」
と言った方が、「まだ会ってすぐやけどな(笑)」というツッコミが成立しやすい。
基本
1.攻撃性
2.共感性
3.ずれ
リアリティと誇張はどこに所属するだろうか?
リアリティは恐らく共感性。誇張表現は、「ずれ」だろうか。
変革を迫られている。コンサルになるなら、まずは自分から変革できるようにならないけんよね。
番外編:幸福とは
幸福とは、辛さを乗り越えることも含まれると思う。