どうして神様は僕をこんな運命にしたの

ねえ、どうして?

どうして、僕にこんな幼少期を過ごさせたの。どうして、こんなひどい親のもとに生まれさせたの。どうして、神様は人々に苦痛を与えるの。

 

神様はいるのかなあ。いないと思うね。論理的に考えて、こんな苦痛を感じさせる動物を生まれさせるんだから。

 

ねえ、どうして?AIに聞いても、分からないよ。ねえ、どうして?僕は苦しいよ。今日はね、自分が惨めなおもいをしたんだ。彼らが悪いことをしたわけではないんだ。むしろ、哀れに思ってくれたんだ。私が一人だけで頑張っていることを認めてくれたんだ。それだけで自分は泣きそうになるくらい、嬉しかったんだ。でも、そうした自分を認めるということは、認めてくれるということは、自分の境遇をあまりにも惨めなものとしてみとめるということなんだよ。

 

ねえ、どうして?僕はこの苦しみを乗り越えられそうにないよ。親をめった刺しにして殺しても、それでも僕の気分は晴れないんだ。世界を壊しても、僕の心は晴れないんだ。むしろ、幸せにのうのうと過ごす人間にこそ、この苦しみを味わわせることが自分にとって一番気が晴れることなんだ。

 

ぼくはそれを、想像の中でやることで、なんとか衝動を抑えてるんだ。
それを悲しいことだとは思わない。人間が本能的にやろうとすることは何も悲しいことではない。いつも僕らにとって悲しいのは、信頼した他者から裏切られることだ。

だが、奇妙なことに、他人を信じることでしか道は開けない