Weable

今日はこっちでは初の,そして約2年ぶりの深夜練習をした。

 

非常に良かった。

 

チームメンバーは全員年下で,ダンス歴も大体自分より短い。それなのに,サークルとしては私が後輩である。非常に難しい関係で,彼らにとって私という存在がいるのはストレスに違いないだろう。それで非常に申し訳ないとは思いつつ,そしてまた,私自身も新しい環境に居続けることによるストレスを感じつつも,決してその場から逃げたり,自己否定や他人否定をしないようにした。

 

結果として,最初の頃から比べるとかなり彼らとの仲は進展した。

この前述べたような,まだ距離を置かれているような子でも,ダンスが終わった後の会話の場面では友好的になってくれたりする。

 

人の一面一面だけを見るのではなく,多面性を考慮して関係性を築くのが大切だなと思えた。私だって,バイト中は特にお客様の対応を第一に考えすぎて,スタッフとの会話を中途半端にこちらから失礼にも終わらせてしまうきらいがある。今回の子もきっと,ダンスに集中したいタイプの子なんだろう。

 

Yくんの話。彼は,最初誰よりも私に積極的に話しかけてきてくれていた。だが,今日はあんまり最初は話しかけてくれなかった。でも,それは私から積極的に絡みに行ってなかったから,相手が「あらやしきは俺を嫌ってるのかもしれない」と思わせてしまったからかもしれない。実際,私から話しかけるようにしたところ(会話の質は低いが),彼からも積極的に話しかけてくれるように再びなった。仲良くなるためには「リスク」を負う必要があると改めて感じた。

 

Rちゃんの話。彼女とは非常に面白い距離感で話してる気がする。積極的に話すわけではないが,私を変わったあだ名で呼ぶようにしていたり,食事の場面でも気遣ってくれる。人たらしのような印象があるが,とてもダンスが上手く,普通に尊敬できる。私もあれくらい引き出しを多くしたい。今度の学祭は彼女と2人でソロを踊るときがあるが,彼女に負けないように自分も上手くなりたい。

 

M君の話。私がサークルにいて,チームでダンスできるようになったきっかけの男の子。チームからは変な奴だと思われてるだろうけど,彼に恩がある私は絶対彼のことを第一に考えて行動したい。そう思っている。

 

Tくん。正直,一番不思議な関係というか,壁を感じるというか,コミュニケーションが取りづらい。でも,ダンスは上手いし,振り付けもきれいだし,そもそも私と2人でいるときは最初は敬語を使ってくれて,でもチームではタメゴで話してくれて,よく周りのことを考えているなと思う。

 

みんな,年下だけどタメとして接する。でも,先輩やと思って接するときもあれば,後輩として接したくなる時もある。とにかく,どのときでも共通して言えるのは,「相手のためになるようなことをしたい,だって私をここにいさせてくれてるから」ということ。

ダンスの練習,練習帰りのマック,爆睡しながら電車に乗る。こんな学生みたいなことを,私が今再びできていること,それだけで私は彼らには感謝しつくせない(感謝しつくせない,というような「尽くせない」という言葉を心から使っている)

 

だから,今のわたしでは非力だけど,彼らのためになるようなことを頑張ってしたい。期待に応えたいというより,彼らが満足するような,そんなことを。

 

PS

入ったばっかりだけど,オーディションの結果,私がソロで踊ることになった。

彼らのためになることをしたい,という気持ちはあるが,私の中にも「ダンスを踊りたい」という欲求があるのは間違いない。途中,辞退しようか迷ったけど,そこは私の気持ちに正直になった方がいいと思った。少なくとも,振りは完璧に覚えて彼らに恥じないダンスをしたい