夢といえるものができた

俺はこれまで、必要に駆られて目標を掲げてきた。いじめられないため、お金を稼ぐため、周りから賞賛を得るため、そして生き延びるため。それは受験という道を経たり、対人のバイトという道を経たり、今のキャリアを通して。それが本当に、自分の心からあふれ出た純粋な、というと、上記の欲求が純粋でないことになるな。純粋というより、自身の安全な環境下にてようやく発現する純粋な欲求とは言えなかった。

 

人々がみな、より高みを目指さずに、安全圏内で自分のやりたいことをやろうとする姿勢が長らく理解できなかったし、多分、夢をあきらめた弱者の末路だと思っていた。でも、今は違う。他人は、自分が想像できないくらい多様な思いを持って、自らの幸福を信じて意思決定をしている。それは妥協という形をとるかもしれないが、自身の心の働きを汲み取った、その当時の制約下における最適な意思決定だったのだ。

 

では、私は?
私はいまようやく、そうした意思決定、というとあれだな、粒度が低いか。意思決定というより、夢を見ている。

 

それは、好きなものを起点として繋がる社会の構築だ。

私自身、家庭環境が壮絶で、本当に色々苦労してきた。
でも、ここまでやってこられたのは、社会に存在するアニメやゲームなどのサブカルチャーだったり、それらのプラットフォーム(Twitterうごメモ、各サブカルチャーを生み出す企業のイベント)のおかげだった。

うす暗い現実の中でも、私が明るく生きてこられたのは間違いなく、そうしたサブカルチャーのおかげだった。そして、今はサブカルチャーだけでなく、大学や会社に入ってから恵まれた人たちに囲まれて、愛をさずかっている。

私はもちろん、そういう人たちに対しても恩返しをしたいと考えている。し、できる限りのことはしたいと思っている。でも、それだけではやりきれない。
他のヒトにも愛を与えたいと思っているし、私がサブカルから受け取った楽しさやワクワク感を、同様に今とこれからを生きる人に還元したいと思っている。

それがちょうど今、私のやっている事業とリンクしている。
自分自身のためにも作るが、同時に社会への恩返しという形でそれを作りたいと思っている。

 

あ、もしかしてスティーブが言っていた、歴史に還元するというのはこういうことか?

ああ、僕らはいつもパッションを追いかけろという話をするけれども、同時に僕らは歴史の流れの一部でもあるんだ。僕らは誰かが作ってくれたものを受け取って生きている。だからこそ僕らの人生は偉大であり得るんだ。

それがわかっているなら、この歴史の流れに何かを戻さないといけない。誰か他の人を助けるようなものを。それはたとえ小さな小石だったとしても、20年、30年、40年たった頃に誰かがそれをみて、「ああ、この人はただパッションをもっていただけではない。彼は他の人が喜ぶものを作ろうと心をくだいていたんだな」といってくれるようでないといけないんだ。

“Yeah, we’re always talking about following your passion. But we’re all part of the flow of history… And we take things out of that flow that other people have created. And that’s why our lives are so great.

So you’ve got to put something back into the flow of history that’s going to help your community, help other people, so that 20, 30, 40 years from now, even if it’s a small pebble you put back in, people will say, this person didn’t just have a passion, he cared about making something that other people could benefit from.”

スティーブ・ジョブズの「好きなことをしよう」の裏話 | Lifehacking.jp

 

Platform事業に関しては、
スケジュール通りに行ってないけど、でも、それでもあきらめずにコツコツできるときに進めたいと思う。諦めなければいつか必ずたどり着ける!

円堂守がそういってる。