高学歴の大学生であるならば、販売のアルバイトをするべきである。

 

f:id:Alaya_shiki:20190816223955j:plain

鞘師里保

 

私は今、とある試験にて要求される小論文を一日一本必ず書くという課題を自分に課しています。

 

課題や宿題に罰はつきものですが、もちろん私も課題を遂行できなかった時の罰を用意しています。

 

 

それは、Twitterアカウントにて、欲しいものリストを公開して乞食をするヒトに奉仕をするというものです。

 

つまり、論文を仕上げなかった分だけ、リストに載ってる商品をひとつ買うのです!!

 

 

当初は、わけのわからないチャリティ募金にでも募金しようかなと思ったのですが、ちょうどよい募金先がなかったので断念しました(´;ω;`)

 

 

これがちょうどよい罰でして、論文を仕上げずに一日が終わりそうなときにこの罰を思い出すと「あぁ、あんな訳の分からない乞食どもに奉仕しなければならないのは嫌すぎる」と思って論文作成にとりかかるのです。

 

 

という前置きはこれくらいにして、今日は色々なことが自分に起きたので、それを小論文形式で書き上げてこの記事に挙げます!

 

 

どうぞ↓

 

 

 情報化、IT革命、グローバル化、業務AI化が進む昨今、高度の知性を有すると思われる高学歴の大学生は社会人になったときに競争に敗れないように種々多様なスキルを身につけようとする。その手段の一つとして、社会性を身につける目的でアルバイトをするものがいる。コンビニの店員や塾講師、あるいは居酒屋のバイトが一般的なアルバイトだと思われるが、高学歴の大学生ならば販売に関わるアルバイトをするべきである。

 

 販売のアルバイトをするべき理由の一つとして、他のどんな職種よりも人間観を広げられることが挙げられる。販売の仕事では、人間を外部から観察してその人の性質や思考を推測する能力が要求される。推測の後には、それに然るべき対応を考えだす必要がある。例えば、汗を大量にかきながら入店してきたお客様を見て、さぞかし気温が高いことを心中で嘆いているだろうと推測をする。次に、お客様がお店にいることを快適に感じ続けてもらい自分との心理的距離を狭めるために、「今日は地球がサウナの中に入っているかと思うくらい暑いですね」と一声かければよいはずだと策を講じる。このアプローチが正解であるかどうかはお客様次第であるが、この策を何度も実行するうちにお客様が本当に共感してほしいことが経験的に実感することができる。このように、販売の仕事では観察眼が養われるので、社会人になって多種多様な人間に出会っても臆することなく適切な応対をすることができる。

 

 また、別の理由として、高学歴の大学生特有の過度の慢心をなくし、。例えば日本において最高の大学である東大の学生の大半は、親の年収が1000万を超えている。そのように金銭的な余裕のある家庭環境では、子供は申し分のない環境で失敗をすることなく成長している。したがって、自分は何事も成し遂げることができると思い込む。ポジティブな自己観は心理学的に良いが、問題なのは自分の成功の理由をすべて自分自身の能力に帰属させることである。よい大学に入れたのは自分の頭が良かったからであり、親が膨大な投資をして十分な環境づくりをしたからではないと思い込む。実際のアンケート調査においても、自身の成功を自分自身に帰属している大学生は半数以上であった。慢心は他者の能力を軽視することにつながり、適切な人間観を養うことができなくなる。この症状を改善させるために最も良いアルバイトが販売のアルバイトである。販売のアルバイトは、その性質上、商品についての基礎知識を覚えておく必要がある。何でも知っていると思い込んでいる高学歴の大学生は、そのような新たな社会的知識に出会うことで、自分の無力さを知ることができる。社会においては謙虚さがある程度求められるので、彼らの慢心が消えることは彼らの将来に良い影響をもたらす。

 

 以上の理由から、高学歴の大学生であるならば、販売のアルバイトをするべきである。反論として、居酒屋の接客業やコンビニのアルバイトでも上記の能力を身につけられるとする主張がある。確かに、全く人と関わることのない他のアルバイトと比べると、多少の能力は身につくだろうが、よりお客様と関わりを持たざるをえない販売のアルバイトのほうが社会に出てから要求される人間的スキルが身につくことは間違いない。あるいは、人とかかわりがなくても高度の技術的スキルが身につく、プログラミングや調理関係、あるいは工学系のアルバイトでもよいはずであるとする反論も予想される。確かに、大学を卒業した後にそうした高度の技術が要求される同種の仕事をするのならばいいかもしれない。しかし、高学歴の大学生の多くは、アルバイトとはほとんど関係のない仕事につくので、より汎用性の高い能力や視点を身につけることがよい。したがって、とりわけ販売のアルバイトをするべきである。

 

以上。

 

 

論文を書いていていつも思うことがあります。

まず、自分の主張を裏付けるような事実・データ・研究のストックが自分には圧倒的に足りていないこと。あるいは、本来ならば利用できるようなそうしたサポート的な材料を上手く使えていないこと。ひろゆきから「それってあなたの感想ですよね?」と突かれてしまいそうな部分が多々あるのでどうにかしなければならないですね。

 

また、「~というもの」だったり「~ということ」などの曖昧な表現を多用しがちであること。小論文は冷静な論理の積み重ねの結晶であるので、曖昧性はなるべく平叙しなければなりません。タイピングて書くと、いつでも訂正が可能ですが手書きの試験となると訂正は難しいので一文一文を毎回チェックする必要がありそうです(-_-;)